王毅外交部長「中米は分離ではなく協力によって両国関係の発展を推進すべき」

人民網日本語版 2020年08月06日13:56
王毅外交部長「中米は分離ではなく協力によって両国関係の発展を推進すべき」

王毅国務委員兼外交部長(外相)は5日、新華社の単独インタビューに応じた際、中米関係について次のように述べた。

中米協力は従来一方から他方への施しの関係でも剥奪の関係でもなく、双方共に多大な利益を得てきたのであり、一方が損をし、他方が利益を独り占めするという問題は存在しない。

長年にわたり、中米両国は強みによる相互補完と互恵協力によって、融合し合う利益共同体を形成してきた。中国の急速な発展は米国を含む世界各国との開放的協力のおかげであり、同様に中国のたゆまぬ成長は逆に米国等に持続的成長の原動力と巨大市場を提供してきた。もし本当に一部の人々の言うように、中米間の協力が公平でも対等でもないのなら、そのような状況がなぜ数10年もの長きにわたり持続できたのか?中米関係はなぜ今日のように深く広範なものへと発展できたのか?

もちろん、グローバル化と自由貿易は発展のボーナスを創造すると同時に、各自の経済構造と利益配分に矛盾や問題をもたらしもする。これに対しては、自国が問題を抱えているのに他国に対処を要求するのではなく、自国の改革によって調整を行うことが必要だ。ひたすら責任を他国になすりつけ、さらにはいわゆる「分離」による問題解決を期待するのではなくだ。

グローバル化は今日、各国の利益が相互に入り交じるにまで進行している。中国側は一貫して、中米両国の発展は二者択一の関係ではなく、互いに排斥し合う必要はなく、互いに力を借りて、互いに成果を得ることが完全に可能だと主張している。現在世界経済は新型コロナウイルスの感染拡大による深刻な打撃を受けている。世界最大の経済大国である中米は、当然平等互恵を堅持し、分離ではなく協力によって両国関係の発展を推進するとともに、この世界のために尽くすべき責任を担うべきだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年8月6日

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