遼寧省瀋陽市はこのほど、中国の餃子文化の発祥地の申請に成功した。瀋陽日報が報じた。
中国餃子文化発祥地研究課題は、2019年6月に、起源地文化伝播センターに届け出された研究課題プロジェクトとなる。約1年の実地調査・研究、文献研究、コンテンツの公開などが行われたうえで、同研究課題の検証会がこのほど、北京大学で開催され、北京や瀋陽などから来た専門家数十人が検証に参加した。
専門家らは、「餃子は、中華飲食文化の象徴で、中華の優秀な文化において重要な位置を占めているほか、瀋陽の餃子文化の発展、継承の筋道ははっきりしており、歴史的根拠も十分にあり、保護、発展の対策もしっかりしている」との見方で一致した。また、瀋陽は今後、研究成果の応用や事業化の面でもさまざまな工夫を凝らすべく、中国餃子文化を瀋陽文化の新たなランドマークにし、餃子文化「発祥館」などを構築するといった提言を行った。
瀋陽市文学芸術界聯合会は今後、業務の実際の状況、具体的な状況に基づいて、中国餃子文化発祥地プロジェクトを、地域化、産業生態化、文化旅行圏などと組み合わせて発展させ、瀋陽の文化・飲食業界の新たな目玉としたい考えだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年9月18日