中国の自動車市場が6ヶ月連続で成長 世界の自動車産業に信頼感を注入

人民網日本語版 2020年10月05日14:03

2020年北京国際モーターショーが10日間の会期を終えて、5日に閉幕する。当初の予定より5ヶ月遅れての開催で、世界中の注目を集めた。中国自動車市場の回復は、世界の自動車産業の回復にも信頼感を注入した。

今年に入ってから、ジュネーブ、北米、パリなどの国際モーターショーが相次いで中止になり、北京国際モーターショーは世界で開催された唯一のトップレベルのモーターショーとなり、以前にも増して大きな期待が集まった。フォルクスワーゲン(VW)、ベンツ、トヨタ、レクサス、ポルシェ、ベントレーなどの世界的ブランドの関係責任者が相次いで述べたところによると、新型コロナウイルス感染症の影響の中、世界の自動車工業の産業チェーンとサプライチェーンは大きな打撃を受け、各国の自動車市場もそれぞれ異なる程度の影響を受けた。しかし中国の自動車市場は徐々に回復して、4月からは減少幅が月を追って縮小し、6ヶ月連続で単月の生産・販売量のプラス成長を達成した。

産業チェーンとサプライチェーンを維持し、自動車市場の回復を促進し、対外貿易を安定させていることも多くの自動車メーカーの見どころだ。今年1-8月には、上海汽車の完成車輸出量は14万5千台に達し、増加率は全国平均を10ポイント近く上回った。

注目されるのは、今回の北京モーターショーでは世界初公開車が82台に上り、この数字は前回よりは少ないものの、実質的な価値が下がったわけではないことだ。慣例に照らせば、多国籍自動車メーカーが世界で新車種を発表する場合、自国で最初に発表するのが一般的だが、今回の北京モーターショーは多くの多国籍メーカーが新車を世界で初めて発表するプラットフォームになった。

それだけではない。北京モーターショーに登場した新車と新技術は、世界自動車工業の発展の最先端とトレンドを十分に体現しており、産業全体が新たな質の高い発展のタイミングを迎えつつある。

電気自動車を代表とする新エネルギー車だけでなく、車の未来を代表する自動運転をめぐって、VWは今年9月から、安徽省合肥市において16平方キロメートル、総延長80キロメートルの開放道路で自動運転のドライブテストを実施している。中国の自動車産業は勢いよく発展し、北京モーターショーは中国の自動車市場の強靱さと活力を示した。開催期間中、主催者は上海国際モーターショーを来年2021年4月19日から28日まで開催し、テーマは「変化を抱擁せよ」になると発表した。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年10月5日

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