中国が独自に開発した時速400キロのグローバル相互接続高速列車が21日、中車長春軌道客車股フン有限公司(フンはにんべんに分)でラインオフした。列車はさまざまな気象条件、軌間、給電規格・基準の国際鉄道間で運行できる。これにより、国際・大陸間旅行がよりスムーズになる。新華社が伝えた。
世界では現在、主に4つの鉄道軌間基準がある。普通の列車は軌間が異なる国の間で運行する際に台車を交換しなければならず、手間暇がかかる。同列車には軌間可変台車が取り付けられており、走行中に軌間可変運行を実現できる。この「変形」機能は、鉄道の国を跨ぐ連絡輸送の効率を大幅に上げている。
同列車は環境適応性が高く、氷点下50度から50度までの温度範囲で運行できる。異なる国や異なる種類のけん引・給電規格、鉄道輸送基準に対応する。
中車長春軌道客車股フン有限公司の技術専門家は、「同プロジェクトにより形成された技術と製品プラットフォームをベースにして、中国企業は世界各地の技術基準と運営ニーズに基づき、高速列車製品をオーダーメイドできる」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年10月22日