今年の国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせて公開された「愛しの故郷(ふるさと)」(原題:我和我的家郷)の日本語字幕版が今月6日から日本で公開されている。新華社が報じた。
日本語字幕版の「愛しの故郷」は、日本のアジア太平洋観光社が製作、wow cool entertainmentが配給している。配給元は、「同作品を通して、日本の人々に活力あり、発展している中国を見てもらい、両国の映画鑑賞文化交流が促進されることを願っている」としている。
撮影分野として日本で初の文化功労者に選出された、木村大作氏は、全て若い監督が製作した7つのストーリーからなっている「愛しの故郷」を鑑賞し、「中国の若い監督の今後の活躍にも期待が高まる作品だった」と感想を寄せた。
来日32年になる中国人の奥薩卓瑪さんは、「新型コロナウイルスの影響で、15ヶ月帰国していない。この作品を見て、何度も涙がこぼれた。近年、中国は大きく進歩している。今後もどんどん良くなることを期待している」と話した。
近年、中国の映画産業が急速に発展するとともに、より多くの優秀な中国映画が積極的に海外市場に進出している。「愛しの故郷」日本語字幕版のエグゼクティブ・プロデューサーを務めたwow cool entertainmentの胡晶坤首席代表は、「海外で生活している私は、祖国、故郷に対して特別な思いがある。今後、さらに多くの優秀な中国映画が海外で同時公開されるよう取り組みたい」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年11月9日