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専門家、「冬季は新型コロナ感染散発の可能性、局地的には集団感染も」

人民網日本語版 2020年11月13日17:02

中国国家衛生健康委員会の李斌副主任は12日、国務院新聞弁公室の記者会見で、専門家の冬季の新型コロナウイルス感染に対する判断について、「最近、世界の新型コロナウイルス感染者数が累計で5000万人を超えた。世界で感染が加速しながら拡大している。中国は、海外からの輸入症例に端を発して現地で拡大するリスク増大という課題に直面しており、冬季には、散発的に感染が確認されることになるだろう。局地的には集団感染が発生する可能性もある」とした。新華社が報じた。

最近、一部の地域で、コールドチェーン経由の輸入食品、または食品の外装から新型コロナウイルスが検出されているが、どのようにこれらのリスクを排除するのだろうか?

税関総署輸出入食品安全局の卒克新局長によると、中国全土の税関はコールドチェーン経由の輸入食品の輸入元の管理・コントロールをさらに強化するほか、その新型コロナウイルスのリスクモニタリングも強化している。

――中国はコールドチェーン経由で食品を輸入している109ヶ国の主管当局と連絡を取り協議を行った。また、累計で50ヶ国のコールドチェーンを経由する食品の生産企業140社に対して調査を実施し、問題を発見した22社の登録資格を一時停止、または取り消した。

――11日24時の時点で、新型コロナウイルス感染が確認された従業員がいる20ヶ国の生産企業99社に対して、その商品の輸入を一時停止する対策を講じた。うち、82社は感染した従業員が確認されて以降、自主的に中国への輸出を停止した。

海外旅行などの活動に関して、中国外交部(外務省)の羅照輝副部長は、「現状に基づき、主管当局は海外旅行の自由化を主張していない。特殊な事情で出国が必要な人については、事前によく準備し、各国の新型コロナ対策をよく理解して、それを遵守するように」と呼びかけた。

中国は最近、一連の新たな新型コロナ対策を打ち出している。例えば、最近、海外からの輸入症例が増加し、PCR検査網の「すり抜け」が時々発生しているのを受けて、主管当局と専門家は検討を重ね、「ダブル保険」をかけることにし、渡航者が入国する際の検査に一回の血清検査を追加した。10月以来、輸入症例の約半数は他の国を経由していた。主管当局は入国者に対して、トランジット先でもPCR検査を受けるように求めている。

その他、感染拡大が深刻な一部の国に対しては、査証(ビザ)の発給要件を厳格化している。例えば、入国者に提出を求める搭乗前のPCR検査「陰性」証明の発行時間を72時間前から48時間前に厳格化した。また、航空便の一時停止措置も一層厳格に実行される。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年11月13日

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