1978年からの改革開放後、中国の人々がまずに目にした外国映画は日本の映画作品で、その文化や美学は今に至るまで中国の映画ファンたちを魅了し続けている。福建省の厦門(アモイ)では現在、「2020アモイ·日本映画週間」が開催されており、多くの映画ファンが「日本映画文化と美学の旅」を満喫している。中国新聞社が報じた。
「日本映画週間」は、「第33回中国映画金鶏賞」の提携企画の一つ。主催者によると、「WALKING MAN/ウォーキング・マン」や「焼肉ドラゴン」、「劇場」、「一度も撃ってません」など、日本の大ヒット映画が続々と上映される。
「日本映画週間」のオープニング作品である「WALKING MAN/ウォーキング・マン」は、日本映画の典型的なストーリー。普通の生活にスポットを当て、落ち着いて見える登場人物の心の葛藤が描かれている。父親が亡くなり、不良品回収業のアルバイトをして、反抗期の妹と事故で重症を負った母を支える吃音症のアトムがある日、偶然ラップミュージックと出会うストーリー。音楽が好きになったアトムが奮闘し、成長を遂げていく鮮烈な青春物語だ。
「日本映画週間」開催期間中、主催者は、実写映画4作品とアニメーション映画2作品を厳選。それぞれに独特の視聴のスタイル、特色があり、精彩を放ち、アート的価値が高い。さらに、行定勲監督がメガホンを取った「劇場」、河森正治監督が手掛けたアニメーション映画「劇場版 誰ガ為のアルケミスト」、阪本順治監督のコメディ映画「一度も撃ってません」などの名作を通して、映画ファンはさまざまなジャンル、テーマの映画を楽しむことができるのと同時に、日本映画の映像の魅力を肌で感じ、日本文化と日本の一般の人々の生活の様子に対する理解を深めることができる。
中日両国は映画の分野の交流と協力を幅広く行っており、両国の文化交流において重要な位置を占めるようになり、両国の国民の心に素晴らしい思い出を刻んでいる。業界関係者は、「今回、第33回中国映画金鶏賞の提携企画として日本映画週間が開催され、アート性と鑑賞性を兼ね備えた日本のハイクオリティの映画が中国、アモイに届けられ、映画を含めたさまざまな分野の実務的な交流や長期に渡る協力が推進されるのに一役買い、中日文化交流の基礎を固めるだろう」と歓迎している。
(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月16日