素敵に年を重ねる82歳のおばあちゃん・哈森さん

人民網日本語版 2021年04月01日13:40

女性にとって一番怖いものとは一体何なのだろう?それは、結婚して子供を産み、退職して、孫ができ、時間があっという間に過ぎて、おばあちゃんになってしまうことではないだろうか?中国新聞網が報じた。

高齢女性と言うと、すでに固定のイメージがあるものだが、哈森さん(82)は今でも自分らしく生きており、「女性は素敵に歳を取らなければ」と話す。

今年82歳になる哈森さん

若い時の哈森さんは、声楽の教師をしていて、歌や楽器、ダンスが得意な芸術をたしなむ女性だった。

若い頃の哈森さん

モンゴル族の伝統衣装・デールのコンテストに参加した哈森さん(真ん中)

1986年、内蒙古(内モンゴル)民族事務委員会で仕事をしていた哈森さんは、内モンゴル自治区で初めてのデールを系統的に紹介する書籍の執筆に携わることになり、約2年かけて、実地調査を行い、「モンゴル族の民族衣装」を出版した。

その過程で、哈森さんはデールの製作が大好きになり、自分でデザイン、裁断、縫製なども手掛けるようになった。

哈森さんは近年、パーティ用デール、普段着のデール、牧羊をテーマにしたデールなどを自分でデザインし、デールシリーズを製作してきた。

デザイン画は、プロのデザイナーには及ばないものの、哈森さんはそれにナンバーを付け、製本し、ケースの中に大切にしまっている。

自分で製作したデールを着てコンテストに参加する哈森さん

デールには、それに合わせたアクセサリーもあり、哈森さんはモンゴル族の特色あふれるイヤリングや頭飾りなども自分で製作。色彩やデザインをうまくコーディネートしている。

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