欧州対外行動庁(EEAS)の政治屋がこのほど、香港特区高等法院(高裁)が法に基づき国家安全維持法関連で初めて判決を言い渡した事件についてあれこれ言い、悪意をもって香港地区国家安全維持法と香港地区の法治のイメージを損なったことについて、外交部駐香港特派員公署の報道官は7月31日、強い不満と断固たる反対を表明した。新華社が伝えた。
報道官は「香港地区は法治社会であり、法律があれば従わなければならず、違法行為は法による追及と制裁を受けなければならない。当該事件は違法事実が確実であり、香港特区の司法機関が法に基づき違法者を処罰するのは当然であり、いかなる外国勢力の干渉も許さない。国家の安全を危うくする極めて少数の違法犯罪行為を法に基づき実効性をもって防ぎ、阻止し、懲罰するのは、圧倒的多数の市民の生命と財産の安全をより良く保障し、法治秩序をより良く維持するためである。香港地区国家安全維持法の施行から1年余り、市民の合法的な権利と自由は十分に保護され、法治及び司法の独立と完全性は損なわれず、市民は再び安寧な生活を享受し、社会正義は押し広げられてきた。香港地区国家安全維持法が香港地区の安全・安定・安寧を維持し、『一国二制度』の実践の長期安定的持続に資する法律であることは事実が証明している」と述べた。
また、報道官は「特定の外国勢力は香港地区国家安全維持法を「人権、自由」と対立させ、違法犯罪者の肩を持っている。彼らは法の支配の尊重と司法の独立を標榜していながらも、実際には司法の公正への干渉を行っている。人権と自由の擁護を主張していながらも、他者の生命の安全と公衆の安全を脅かす犯罪行為を無視している。国際ルールの維持をしきりに口にしながらも、国際法と国際関係の基本準則を思うがままに踏みにじり、他国の内政にあれこれ批判や干渉をしている。こうした卑劣な手法によって、彼らの偽善的なダブルスタンダードと横暴さ、理不尽さが再び露呈した。我々は関係方面に対して、香港特区司法機関の法に基づく事件処理への妨害を直ちに止め、香港地区の法治と司法の独立を損なうことを直ちに止め、香港地区の事と中国の内政への干渉を直ちに止めるよう促す」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年8月2日