外交部、中国の駐リトアニア大使召還への米国・EUの誤った論評について

人民網日本語版 2021年08月15日11:28

外交部(外務省)の華春瑩報道官は13日、中国の駐リトアニア大使召還の決定について米国と欧州連合(EC)が誤った論評を行ったことに対し、「中国が他国による中国の主権及び領土的一体性を損なう行動に対して断固として必要な対応を示すことは、完全に合理的であり合法的である」との見方を示した。

【記者】米国務省はこのほど、各国は外部からの脅迫を受けずに「一つの中国」政策の枠組みを自主的に決定する権利を等しく有するとの見方を示した。EU対外行動庁は、EU加盟国が台湾地区との間で「代表処」を相互に設置しても「一つの中国」政策には違反しないとの見方を示した。これについて外交部としてのコメントは。

【華報道官】中国は中国の正当な措置に対する米国の軽率な非難や粗暴な干渉に強く反対する。同時に、「一つの中国」原則に含まれる意味は明確であり、歪曲や勝手な変更を許さないことを改めて強調しておく。世界に中国は一つしかなく、台湾地区は中国の不可分の一部であり、中華人民共和国が全中国を代表する唯一の合法政府であり、これは変えられない事実であり、広く認められた国際関係準則であるうえ、国際社会における普遍的コンセンサスでもある。

「一つの中国」政策を履行するのであれば、「一つの中国」原則を厳格に遵守するべきであり、これには台湾当局との一切の公的交流を断つことが含まれる。個別の国や一部の者が人々の意識を混乱させようとたくらみ、そのやり方は非常に陰険であるが、彼らの企ては絶対に思い通りにはならない。

中国はEUが台湾地区に関わる問題で正しい立場を堅持すること、中国の核心的利益に関わる問題で誤ったシグナルを発して中・欧関係に新たな問題をもたらさないようにすることを促す。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年8月15日

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