ユニバーサル北京リゾートは30日、テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・北京」が9月20日に正式に開業すると発表した。
開業日が発表されてから30分もしないうちに、北京に向かうエアチケットの検索回数が先週同期比で4倍増となった。中秋節(旧暦8月15日、今年は9月21日)に合わせた3連休中の北京に向かう航空便の検索回数に至っては11倍と激増した。
旅行サイト・去哪児のビッグデータ研究院の分析によると、例年、中秋節は長距離旅行のオフシーズン。特に北京は、中秋節期間中、北京を訪れる人よりも北京から遊びに出る人のほうが多くなる。しかし、ユニバーサル・スタジオ・北京が中秋節に合わせて開業することを発表したため、北京は中秋節休暇期間中の最も人気の国内旅行先となる可能性が出てきた。
現時点でのエアチケットの検索統計を見ると、中秋節前後に北京に向かう人が多い都市トップ10は広州、成都、西安、昆明、重慶、杭州、深セン、烏魯木斉(ウルムチ)、上海、貴陽となっている。
去哪児の統計によると、ユニバーサル・スタジオ・北京が正式な開業日を発表した後、その周辺のホテルの予約数が10倍以上に膨らみ、北京市内のホテルの検索回数も3倍に増えた。
テーマパークがマルチデーパスポートやナイトパスポートを打ち出しているほか、周辺の関連施設が整備されるにつれて、テーマパークでゆっくり遊ぶというのが、旅行の新たなトレンドとなっている。
特に、2020年からは新型コロナ感染症の影響で、旅行者の目は国内旅行に集中するようになっている。去哪児のビッグデータ研究院によると、2020年以降、テーマパークの近くのホテルの平均宿泊時間はどんどん長くなっており、2019年と比べて5時間も長くなった。そして、大人の3割はテーマパークの周辺のホテルに1泊多く泊まるようになっている。
去哪児の統計によると、2019年の夏、上海ディズニーランドの近くのホテルの平均宿泊時間は1.3日で、ホテルの料金は1泊平均3073元(1元は約17円)。一方、2021年の夏は、平均宿泊時間が1.7日に増え、ホテルの料金は1泊平均4428元まで高騰した。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年8月31日