中国国務院新聞弁公室は27日午前に開いた記者会見で、北京冬季オリンピック・パラリンピックの準備状況について説明したほか、記者の質問に答えた。
北京冬季五輪組織委員会の執行副主席を務める北京市の張建東副市長によると、外部との接触を避ける「バブル方式」管理が重要な特徴で、五輪の各ステークホルダー、中国のスタッフ、ボランティアなどが「バブル」内で活動することになる。これらの関係者には一律同等の「バブル方式」管理対策が適用され、社会と厳格に区分され、接触が避けられることになる。「バブル」内では、専用の交通機関を利用して、宿泊地と試合会場、試合会場と試合会場、試合会場が設置されている3地域の間などを行き来できるため、「バブル方式」管理によって、選手やその他の関係者の自由な活動が厳格に制限されることはない。また、「バブル」内では、選手が宿泊する選手村や報道陣が利用するホテルといったその他のステークホルダーには、特色ある飲食や公式ライセンス商品の販売、カフェ、トレーニングジムといった、快適な体験が提供される。その他、一部のレジャー娯楽施設も利用できるという。
プレイブックに記載されている一部の対策は、最新の科学研究成果や専門家の意見を根拠にしているほか、その他の国際大会の経験を参考にしている点は強調しておかなければならない。それら対策は新型コロナウイルス感染拡大のリスクや影響を低減するものであるため、全ての五輪関係者が、その規定に全力で協力、順守することが望まれる。関連の処罰規定も厳格に実行されることになっており、プレイブックの規定を順守しない人員に対しては、警告のほか、登録資格の一時的、または永久的な剥奪、参加資格の一時的、または永久的な剥奪、失格、関連の資格剥奪といった、厳しい対処が実施される可能性がある。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年10月28日