中国国務院新聞弁公室は27日に開いた記者会見で、2022年北京冬季オリンピック・パラリンピックの各種準備が完了し、選手村は2022年1月27日にオープンする計画であることを発表した。
北京冬季五輪組織委員会の執行副主席を務める北京市の張建東副市長は、「来年1月27日に選手村が正式にオープンし、世界各地から来た選手を迎える」と明らかにした。
中国国家体育総局の李穎川副局長は、中国の代表選手の準備状況について、「北京冬季五輪が中国のウィンタースポーツのレベルアップを力強く促進している。中国には現時点で、ウィンタースポーツの代表チームが29チームあり、選手480人が五輪に向けて全力でコンディションを整えている。北京が冬季五輪開催地に選ばれた2015年の時点では、109種目のうち約3分の1に当たる種目は全く選手がいないような状態だった。平昌冬季五輪において、中国代表が出場した種目は、全体の約半分に過ぎなかった。しかし今回、冬季五輪開催国となり、全種目に参加するという目標を実現するよう取り組んでおり、歴史的に大きな一歩を踏み出すだろう」と説明した。
北京冬季五輪では、北京市内と北京市北部の延慶区、河北省の張家口に競技会場が設置され、それぞれの地域に選手や関係者が宿泊する選手村も設置されている。
そのうち、延慶区の選手村は、低層で、高密度の「山村」式の建物を建設。マンション570棟の839部屋に選手と関係者合わせて約1200人が宿泊することになっている。また、各種施設が完備するバリアフリータイプマンション79棟の158部屋は、パラリンピックの選手に提供され、専門のボランティアがサービスを提供することになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年10月29日