海陽原発原子力総合利用のビジョン
国家電力投資集団公司は9日、2021−22年の暖房供給シーズンを控え、国家エネルギー原子力暖房供給商用模範プロジェクト2期450万平方メートルプロジェクトの「暖核1号」が、山東省海陽市で6日間繰り上げして稼働を開始したと発表した。暖房供給面積は海陽の全市街地をカバーし、20万人の住民が恩恵をこうむることになる。そしてこれにより海陽市は全国初の「ゼロカーボン」暖房供給都市になる。科技日報が伝えた。
国家電力投資集団公司によると、同プロジェクトの稼働後、海陽原発1号機は世界最大の熱電併給システムになる。現地の石炭燃焼ボイラー12基に代わり、各暖房供給シーズンに原炭消費量を約10万トン、二酸化炭素排出量を18万トン、煙塵を691トン、窒素酸化物を1123トン、二酸化硫黄を1188トン削減する見込み。これは1000ヘクタールの広葉樹林の植林効果に相当し、同時に環境中への熱放出を130万キロジュール減らす。そして地域の暖房供給シーズンの大気環境及び海洋の生態環境を効果的に改善する。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年11月10日