粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市圏)初の5Gグリーン低炭素スマート港である深セン蛇口媽湾港が14日、開港した。南方日報が伝えた。
媽湾スマート港エリアで、スマートオペレーションセンターのガントリークレーン運転士が遠隔操作により、船からコンテナをつかみ取り正確に自動運転トラックに置いた。自動運転トラックがシステムの計画した路線に基づきコンテナヤードまで走行し、自動化軌道によりコンテナヤードのコンテナ回収作業が行われている。作業員は、「自動化作業、スマートゲート、自動運転の応用により、現場の交差作業のリスクを50%減らしている」と述べた。
1989年に完成した媽湾港は、深セン経済特区の発展にインフラサポートを提供している。3年間の改造を経て、現在の港エリアの敷地面積は98万3600平方メートルで、設計処理能力は300万TEU以上で、世界最大のコンテナ船が停泊できる。
改造後の媽湾港は、世界初の全域、オールタイム、すべての作業環境、マルチ要素の従来型コンテナ埠頭高度化全体プランを開発し、現時点で中国全土最大の「5G+自動運転応用モデル」港エリアとなっている。港エリアの灯台に設置されている5G基地局は、港エリア内の5G信号のフルカバーを実現した。38台の5G+自動運転トラックのすべてが自動運転を採用。改造後、埠頭の作業効率が大幅に上がり、コンテナヤードは45.4%、ゲートは50%それぞれ向上した。操作者が約93人減り、二酸化炭素(CO2)排出量が9割超減った。世界トップレベルにある中国のスマート港の建設成果を十分に示している。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年11月16日