中国国家衛生健康委員会は今月15日、3歳から11歳までの児童を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種に関する質問に答えた。
一、3歳から11歳までの児童を対象にワクチン接種を展開する理由は?
新型コロナウイルス感染症を予防する最適な方法がワクチン接種。一部の国では現在、児童の感染がすでに昨年末の大人の感染の水準にまで近づいており、それを上回るケースもある。つまり、過去の考えを改め、児童もワクチンを接種して保護しなければならないということだ。児童の感染率が上昇しており、中等症や重症となり、死亡するケースさえ生じている。ワクチンは重症化や死亡率を下げるのに有効だ。また、児童も集団の一部で、集団免疫を獲得する上で重要な位置を占めている。
二、3歳から11歳までの対象としたワクチン接種の安全性と有効性は?
科学研究難関攻略グループのワクチン研究開発専門グループの専門家の論証と意見によると、新型コロナウイルスの不活化ワクチンを、3歳から11歳までの児童に接種した際の安全性と免疫抗体のレベルは、18歳以上の成人とほぼ差がないとされている。
三、3歳から11歳までの児童を対象としたワクチン接種の計画と進捗状況は?
中国国務院共同対策メカニズムの計画に基づいて、詳しく説明し、任意を原則に、中国は重度のアレルギーなどをもたない3歳から11歳までの児童が、できる限り接種するよう導き、12月末までに接種を完了させたい考えだ。
四、3歳から11歳までの児童を対象としたワクチン接種は有料?
児童を対象とした接種も、他の住民と同じく無料で実施する。
五、3歳から11歳までの児童を対象としたワクチン接種の展開と同時に、他のワクチンの接種はどのように統一して計画するのか?
3歳から11歳までの児童を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種を受けた後、他の接種努力義務があるワクチン、または任意接種ワクチンを接種する場合、14日以上の間隔を開ける必要がある。他の接種努力義務があるワクチン、または接種ワクチンをすでに接種している場合も、14日以上間隔を開けてから新型コロナウイルスワクチンを接種することができる。ただ、動物に嚙まれたり、負傷したりして、狂犬病ワクチンや破傷風ワクチンを接種する必要がある場合は、14日の間隔を開けずに直ちに接種することができる。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年11月17日