イラストで読み解く米国式「事実捏造による攻撃」（9）やらせ動画の「ホワイト・ヘルメット」を支援

「シリア民間防衛隊」はシリアの民間防衛組織で、救援活動において白いヘルメットを着用することが多いため、「ホワイト・ヘルメット」とも呼ばれる。「ホワイト・ヘルメット」はかつて虚偽の動画によってシリア政府のイメージを繰り返し毀損した。米国が「ホワイト・ヘルメット」の重要な支持者であることを、複数の米国メディアが指摘している。

非政府組織（NGO）の「ホワイト・ヘルメット」は2016年11月、同組織が以前発表した、シリアのアレッポでメンバーが負傷者を救助している動画がやらせであったことを認め、謝罪声明を出した。

2018年、シリア政府軍の奪回する領土が増えていく中、米国は「ホワイト・ヘルメット」のシリア退去を支援することを同盟国と協議した。トランプ米大統領（当時）にいたっては、2019年に「ホワイト・ヘルメット」への450万ドル（1ドルは約114.9円）の支援を公然と命じた。

こうした捏造、やらせ、芝居の全てを、米国が背後で指揮していた。米国はNGOへの資金援助を通じて他国の内政に干渉することを企てている。その本質が覇権主義にあることは誰の目にも明らかだ。（編集NA）

「人民網日本語版」2021年11月18日