六中全会

商務部「2025年までに大陸・香港・マカオの単一自由貿易区を」

人民網日本語版 2021年11月26日14:23

2021年から2025年までの第14次五カ年計画期間に、香港と大陸部との貿易協力にはどのような展望があるか。商務部(省)の任鴻斌副部長はこのほど行われた記者会見で、「大陸部、香港、澳門(マカオ)の単一自由貿易区の共同建設を推進する」と述べた。中国新聞社が伝えた。

任氏は、「香港は世界的に重要な国際金融センター、貿易センター、水上輸送センターで、世界的に重要な自由貿易港でもある。ここ数年、香港の貿易規模は緩やかに拡大し、2015年の1兆699億ドル(1ドルは約115.4円)から増加して2020年の1兆1262億ドルになり、世界で6番目のエコノミーになった。今年1-9月の香港貿易額は前年同期比23.4%増の1兆6億ドルに達した。香港は幅広い国際商業貿易ネットワーク、通関地としての優れた環境、円滑な人的往来、質の高いサービス、スムーズな通関システムによって、グローバル貿易でこれまでずっと重要なターミナルの役割を果たしてきた」と述べた。

任氏は、「香港はずっと大陸部の最も主要な貿易パートナーの一つだ。今年になってから、大陸部と香港の貿易は新型コロナウイルス感染症によるマイナス影響を克服して、急成長を達成した。2021年1-10月の大陸部・香港の輸出入額は同33.5%増の2859億5千万ドルとなり、中国の対外貿易全体の増加率を1.6ポイント上回り、ここから大陸部と香港との間の緊密な協力関係および発展の大きなポテンシャルが十分にうかがえる」と続けた。

また任氏は、「香港は大陸部にとって最大の域外からの投資元と最大の対外投資先だ。今年1-10月には、大陸部の実行ベース香港資本導入額は同30.0%増の1091億5千万ドルに上り、実行ベース外資導入額全体の76.9%を占めた。大陸部から香港への新規の非金融分野の直接投資額は447億9千万ドルで、大陸部対外投資全体の50.9%を占めた。大陸部・香港の投資協力は高いレベルを維持し続け、勢いよく好調に発展している」と述べた。

任氏は、「第14次五カ年計画期間に、国内と国際的な2つの循環「双循環」の新たな発展構造を構築するという大きな背景の下、大陸部と香港との協力の可能性がより広がるだろう」と指摘した。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年11月26日

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