
四川省徳陽市党委員会宣伝部が2日に明らかにしたところによると、徳陽ジャイアントパンダ国家公園体制の試行以降、パンダ及びその同エリアの種のモニタリングを強化するため、ジャイアントパンダ国家公園徳陽パークは設置された233台の赤外線カメラにより、すでに3年連続で同パークで野生のパンダを計4回撮影している。中国新聞網が伝えた。
2019年の1頭目のパンダは人に見られるのが恥ずかしかったのか、その背中しか撮影されなかった。2020年にはパンダが頭を上げて竹林から出てきた。2021年にはパンダの母が子供を連れてきたが、子供はやんちゃで撮影に非協力的だった。スタッフが2021年11月に赤外線カメラのデータを整理したところ、パンダが再び徳陽を訪れたことが分かった。映像の中で、パンダは肛門周囲腺の分泌物で縄張りを示すマーキングを行っていた。
同パークは岷山南側のパンダ生息地の中心に位置する。南西部は成都分局白水河保護区と、北東部は綿陽分局千仏山保護区と、西部は阿壩分局宝頂溝保護区とつながり、共に岷山南側ジャイアントパンダ国家公園保護エリアクラスターを形成し、かけがえのないハブ的役割を持っている。同パークの地形が険しく、アクセシビリティが低いことから、エリア内にはコミュニティと住民がなく、コミュニティと直接接しておらず、人類活動の干渉が少ない。同パークの面積は595平方キロメートルで、うち中核保護エリアは490平方キロメートル、一般規制エリアは105平方キロメートルで、綿竹市と什邡市の5つの郷・鎮の13村が含まれる。最高標高は4989メートル、最低標高は986メートル。同パーク内の4000メートルにも及ぶ高低差は豊富な希少野生動植物資源をもたらした。パンダを始めとする国家Ⅰ級重点保護野生動物は11種、国家Ⅱ級重点保護野生動物は33種、国家Ⅰ級重点保護植物は4種、国家Ⅱ級重点保護植物は15種。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年12月3日
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