中華民族の伝統の祝祭日である春節(旧正月、2022年は2月1日)の到来を控え、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で広がった人と人の距離を縮め、中国国内外の華人が共にお祝いのムードを感じ、「福」を共有するできるよう取り組むべく、人民日報の文化クリエイティブブランド・人民文創はこのほど、中国国際文化交流センターや騰訊(テンセント)ニュース、全球華人書画芸術基金などと共同で、イベント「新春に『福』を送り、『福』を世界に満たそう」を開催。今月27日から、世界に向けて、「福」文化のデジタル所蔵品を配布している。
「福」文化デジタル所蔵品は計12種類あり、8万8888枚限定。北京時間1月27日正午12時から6日間、環球人物や人民文創の微信(WeChat) 公式アカウント、テンセントニュースのアプリといったプラットフォームで、世界中の華人に無料で配布する。また、全ての参加者に、名家「福」文化記念カードが無料で送られる。
今回配布される「福」文化デジタル所蔵品は、中国の書法家協会の蘇士澍・名誉主席や孫暁雲主席といった中国の有名書道家12人が書いた「福」の字を基にして、中国伝統の青花瓷(染付磁器)模様と融合させて作成されている。青花瓷の要素は、人民文創とテンセント互動娯楽が共に打ち出した「青花瓷国風共同創作計画」をモチーフにしている。
イベントは、全球華人書画芸術基金の「『福』が世界中の人々のもとに」と題するイベントの大々的なサポートを得ている。「福」文化デジタル所蔵品は、デジタル世界に刻まれた中華民族の優秀な伝統文化のシンボルで、素晴らしい将来を願うデジタルメモリーとして、世界中の華人がコレクションするに値する一品と言えるだろう。
デジタル所蔵品とは?
デジタル所蔵品には、ブロックチェーンにおいて、チェーン上のバーチャル身分証明書とも言える唯一無二のデジタルマーク、所有権情報が付与される。音楽や動画、美術品などをチェーン上でデジタル所蔵品とすることができる。
テンセントのブロックチェーンプラットフォーム「至信鏈」は、人民文創クリエイティブの「福」文化デジタル所蔵品のために、信頼性の高い証明書保存技術やデジタル所蔵品のデジタル証明書技術サービスといったブロックチェーンの基盤技術を駆使した技術的サポートを提供している。どのデジタル所蔵品にも、「至信鏈」上で世界に一つしかないマークが付与され、それを改ざんすることはできず、永久保存することができる。今回のイベントでは、配布や受取、チェックに至るまでの全てのプロセスが無料で体験できるようになっている。受け取ったデジタル所蔵品を他の人に配布したり、売り買いしたりすることはできない。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年1月27日