商務部(省)対外貿易局の李興乾局長は25日に国務院新聞弁公室で行われた記者会見で、「中国は世界で対外的にワクチンを最も多く提供した国であり、すでに新型コロナウイルスワクチンを20億回分以上提供した」と述べた。中国新聞社が伝えた。
中国政府は2021年5月、生産能力には限りがあり、自国のニーズも極めて大きいという状況の中で、ワクチンを早急に必要とする発展途上国80ヶ国以上にワクチンの支援を提供し、43ヶ国にワクチンを輸出するとの約束を履行した。
同部総合局の郭婷婷局長は、「2021年には、政府が発表した重要な支援措置が全面的に実施され、通年の累計では各種支援プロジェクトが1千件あまり実施され、107ヶ国と4つの国際機関に対するワクチンの支援が効率よく展開された」と述べた。
李氏は、「2021年に、中国は防疫物資の輸出を秩序よく展開し、世界で対外的にワクチンを最も多く提供した国になり、提供は20億回分を超えた」と述べた。
国務院共同対策メカニズム科学研究チームがこのほど発表したデータによると、中国の新型コロナウイルスワクチンの年間生産能力は50億回分に迫る。中国のワクチン生産能力の向上に伴い、中国は力の限りを尽くして、世界に向けて、とりわけ発展途上国に向けて、より安全で効果の高いワクチンを提供し、世界におけるワクチンの公平な分配と使用を促進している。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年1月26日