中国の大手旅行メディア・馬蜂窩はこのほど、2021「中国新秘境」を発表した。同ランキングには自然景観や人的・文化的観光地も含まれており、若い旅行者のマニアックで奥深い文化を楽しみたいというニーズを満たしている。トップ10には、安岳石窟群や甘泉雨岔大峡谷、阿西里西大草原、可汗山景勝地、外伶仃島、望天樹景勝地、帕米爾槃竜古道、篁嶺、尕日拉寺、福道がランクインした。
トップの安岳石窟群は、「新秘境」として発掘された最大の目玉で、石窟愛好者の間でもマニアックで、神秘的な「伝説」の場所となっている。四川省資陽市安岳県は中国でも有名な古代の仏像遺跡が最も集中している県で、これまでに発見された仏像のある石窟は368ヶ所、仏像の数は10万体以上で、竜門石窟や大足石刻と居並ぶほどの豊富さとなっている。

その他、今年の「中国新秘境」に入った雲南省の景邁山は、米誌「ナショナル ジオグラフィック」が発表した「BestinTravel2022」にも選出されていることは注目に値する。同ランキングに入った中国の観光地は景邁山だけだった。雲南省普洱市に位置する景邁山は、世界最大規模の古代人工栽培茶園があるだけでなく、プーラン族やタイ族、ハニ族、ワ族といった少数民族の伝統的な言語や風習も優れた状態で残っている。
馬蜂窩旅游研究センターの責任者・馮饒氏は、「ランキングは、どこに旅行に行くかを効率よく決める助けとなるコンテンツの一つ。ランキングとデータの背後には、若者が好む旅行が変化しているという現状がある。近年、若者の中国文化に対する自信が高まり、博物館や石窟寺、遺跡などの景勝地が、先を争っていく旅行版『新国潮』となっている」と分析している。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年12月14日
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