北京冬季五輪も終盤に差し掛かり、中国の庶民の間でもウィンタースポーツ人気が日に日に高まりをみせている。中国が北京冬季五輪開催を通して、ウィンタースポーツ人口「3億人」を目指す目標を掲げる中、今大会で中国勢がまず登場した種目のカーリングが人気となり、屋外や室内でさまざまなものを使った「ナンチャッテ・カーリング」を楽しむ人が続々登場している。中国日報が報じた。

カーリングの中国代表・范蘇圓選手(左)と凌智選手(2月2日撮影)。
「抖音(TikTok)」などのショート動画共有アプリでは、ネットユーザーが、中華鍋や蒸し鍋、やかんなどをストーン代わりに、モップやほうきをブルームに見立てて、カーリングを披露しており、室内外問わずその楽しく遊ぶ姿が投稿されている。TikTokや 微博(ウェイボー)では、「なんでもカーリング」や「冬季五輪と庶民のウィックショット」、「究極の庶民カーリング」といったハッシュタグがついた話題がトレンド入りしているほか、海外メディアの注目も集めている。

ニューヨークタイムズは今月11日の報道で、中国で巻き起こる「カーリングブーム」を紹介し、「五輪で使われているストーンには通常、170年以上の歴史を誇るスコットランドの海岸沖の島の特産である花崗岩で作られている。こうしたストーンを手に入れることは難しいため、中国の庶民たちは頭をひねって、やかんや土鍋、中華鍋、圧力鍋、氷などをストーン代わりに使用したり、手作りしてしまう人までいる」と紹介した。

中国のネットユーザーたちが手作りしたストーンはアイデア満載。例えば、内蒙古(内モンゴル)自治区のあるTikTokユーザーは3時間かけて、上部の取っ手を含めて、本物そっくりのストーンを氷で作っている。

また別のネットユーザーは、水を入れた洗面器に、取っ手代わりのキュウリを入れて凍らせてストーンを作り、家の中で「カーリング」を楽しんでいる。

そしてもう一つの重要なカーリングの用具で、ストーンの方向や速度を調整するために氷面をゴシゴシ掃くブルームは、モップやほうきで代用できるため、手に入れるのは比較的簡単なようだ。

いろんなものを使ってカーリングをしてしまう中国のネットユーザーのアイデアや熱意に関して、海外メディアは、「北京五輪開催を通して、ウィンタースポーツ人口『3億人』を目指すという目標の達成に、希望が見えた」と伝えている。
冬季五輪が中国でウィンタースポーツブームの火付け役となり、人々の熱意からいろんなアイデアが生まれ、楽しく試合を鑑賞し、各競技を体験し、ウィンタースポーツの精神をショート動画を通してシェアすることで、ウィンタースポーツの魅力を一緒に感じている。(編集KN)
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