中国国際文化交流センターと人民日報「環球人物」雑誌社が共同で主催し、中国国際文化芸術有限公司が協賛し、和平文化発展集団が実施した第2回「シルクロード友好使者」表彰式が5月31日、テレビ会議の形式でオンライン開催された。式典には「『一帯一路』（the Belt and Road）建設者のストーリーを語る」をテーマに、「シルクロード友好使者」受賞者及びその所属先代表、中国国際文化交流センター各理事代表、中国国内外の「一帯一路」建設に注目する友好人士ら計500人以上が参加した。
全国政協副主席で中国国際文化交流センター理事長の楊伝堂氏は挨拶の中で、「2013年、習近平主席は『一帯一路』共同建設イニシアティブを打ち出した。それから9年来、我々は『一帯一路』共同建設の質の高い発展を後押しし、嘘偽りのないしっかりとした成果を収めてきた。今日、我々が『シルクロード友好使者』表彰式を盛大に開催するのは、『一帯一路』建設者たちの私心なく大いなる愛に満ちたストーリーを語り、シルクロードの素晴らしい心の声を伝え、シルクロード発展の夢を共につむぎ、手を携えて人類共通で唯一のふるさとをしっかりと発展させ、しっかりと建設して、人類運命共同体の構築という素晴らしいビジョンの実現に貢献するためだ」とした。
人民日報社総編集長の于紹良氏は挨拶の中で、「『一帯一路』の質の高い発展の推進が絶えず新たな成果を収めていることは、『一帯一路』を共同建設する沿線国・地域の人々の努力と知恵、卓見と実践と切り離せない。『シルクロード友好使者』を審査・選出するのは、彼らが中華文化の海外進出促進、各国の人々の友好交流強化、人類運命共同体構築の推進といった面で果たした貢献を表彰し奨励するためだ。より多くの『シルクロード友好使者』がシルクロード協力の共通認識を作り上げ、シルクロード協力に貢献し、シルクロードの素晴らしい未来を共に創り上げていくことを願う」と述べた。
表彰式には、人民日報社副総編集長の方江山氏、中国工程院院士の張伯礼氏、中国国際文化交流センター副理事長の何建中氏・李保東氏・許立栄氏・李建紅氏、中国国際文化交流センターの第5代副理事長を務めた孔丹氏、中国人体器官提供・移植委員会主任委員で清華大学病院管理研究院院長の黄潔夫氏、第11代全国工商業聯合会副主席で中国民間商会副会長の周海江氏らが出席した。
今回の「シルクロード友好使者」の受賞者は以下の12人。▽「一帯一路」イニシアティブを専門的に研究し、カザフスタン初の国を跨いだ中国への食糧輸出を実現させた学者Gulnar Shaimergenova氏▽グルメでシルクロードの友好の懸け橋となり、その信望によって中国国内外の商人の意思疎通における「頼れるおじさん」となったヨルダン人のMohanad Ali moh'd Shalabi氏▽中国・ウズベキスタン間で組み換えタンパク質新型コロナウイルスワクチンなど多くの重大な協力を後押しし、シルクロード生態・健康共同体を構築したウズベキスタン・イノベーション発展大臣のIbrokhim Y. Abdurakhmonov氏▽中国ラオス鉄道プロジェクトにおいて中国人技術者から教えを受け、普通の運転手から住宅建設専任者へと成長したラオス人青年・楊栽氏▽中国・カンボジア友好協力プロジェクトにとって「欠かすことのできない存在」となったSean Dara氏▽命をかけて職責と忠誠を守った南スーダンの「アフリカの戦狼」Athuai Deng Akok氏▽父子2代にわたって中国・パキスタン道路の建設に力を捧げたパキスタンの医師Rehmat Ali氏▽中国・オーストラリア協力プロジェクトにおいて再生可能エネルギー分野協力の手本となったSimon Williams氏▽古筝で中国・タイ文化交流の懸け橋となった音楽家の李楊氏▽中国の冬季オリンピック初のボブスレー・リュージュコースの建設に加わり、競技会場計画と技術スタッフ研修に協力したラトビアの専門家Normunds Kotans氏▽上海のユダヤ人難民のために埋もれていた歴史を探し出したドイツ人Sonja Mühlberger氏▽中国・パキスタン器官移植分野の交流と協力を積極的に推進し、両国民に幸福をもたらした「一帯一路」健康共同体構築者のAhmed Waqas Bhatty氏。今回の団体賞の受賞団体は「中医文化海外伝播友好使者」で、受賞者は各国からの代表6人となっている。
表彰式当日の夜には、シルクロード夢想基金寄付式典も開催され、多くの企業や個人がシルクロード夢想基金への寄付を行い、受賞者たちが「一帯一路」協力でさらに多くの人生の夢を実現できるよう奨励し、サポートした。（編集AK）
「人民網日本語版」2022年6月1日
