今年の夏、「飲料は喉が乾いた人を癒やす」だけでなく、話題を集めるために、アニメのキャラクターやデザイナーとのコラボを次々打ち出し、限定味を発売し、さらにはフィギュアも発売して、若者の間で中心的な地位を占めようと努力を重ねている。「北京青年報」が伝えた。
このほどフィギュアメーカーの「POP MART(ポップマート)」がコカコーラとコラボして「スペースモリー」シリーズを発売し、ファンの間で広く注目を集めた。コカコーラが中国のフィギュアキャラクターと業界の枠を超えてコラボした初めてのケースで、若者とより緊密なつながりを確立したいと期待を寄せる。
このほど、茶飲料業界の新たな代表的ブランドの「喜茶(HEYTEA)」と、ストリートカルチャーを牽引する日本の藤原ヒロシ及びその傘下の設計会社である「fragment design(フラグメント)」がタッグを組み、コラボ限定フレーバー「クールブラックベリー」を発売したところ、初日に15万杯以上を売り上げ、これに関する話題もSNSのトレンドランキングに登場した。
このコラボでは、同飲料が爆発的に売れただけでなく、インターネットにさまざまな話題も提供した。「人生初の藤原ヒロシは喜茶から」、「19元(約365円)で買える藤原ヒロシはなんて良心的」……。SNSでは大勢のネットユーザーがこの話題をめぐり討論を繰り広げた。また、コラボ商品として藤原ヒロシがデザインしたカップや保温バッグなどをめぐって、ネットユーザーが新たな使い道を続々提案した。それぞれのインスピレーションや創造性を十分に発揮して二次創作を行ない、日常生活でよく見かけるリュック、ティッシュボックス、花瓶などに生まれ変わらせた。
立夏にあたった5月5日には、スポーツ飲料品ブランドの「尖叫」が宇宙船隊ヒーローのウルトラマンと手を組み、コラボボトル商品がなつかしい気持ちを呼び起こした。同ブランドはこれまでにウルトラマンとのコラボ新製品を10種類発売しており、そのうち8種類はボトルに単体のヒーローが描かれ、2種類は複数のヒーローが描かれ、味は4種類ある。このほか、ウルトラマンフヒーローに人気がある帆布バッグ、マウスパッドなどの関連グッズも発売された。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年5月31日