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中国、学部卒すぐ月収1万元以上は6.1% 働く人は専攻をどう見る?

人民網日本語版 2022年06月28日15:18

最近、若者の就職と給与に関する話題が広く注目を集めてきた。今年の卒業シーズンの若者の賃金レベルはどうだろうか。

高等教育の第三者調査機関・麦可思(MyCOS)がこのほど発表した「2022年中国大学生就職報告」によると、2021年の学部生と高等職業学校の卒業生の平均月収はそれぞれ5833元(1元は約20.2円)、4505元だった。学部生のうち、卒業から半年の時点で月収が1万元を超えた人は6.1%で、この割合は前年同期の4.3%から1.8ポイント上昇した。4千-7千元の人が53.2%で半数を超え、中でも5千-6千元が最多で20.6%を占めた。

卒業生の専攻別に見ると、収入が多いのはどの専攻か。同報告によれば、学部生のうち、最も月収が高い専攻は情報セキュリティで7439元に達し、ソフトウェア工学も7000元を超えた。

6月は中国大学統一入学試験のシーズンだ。現在、学生は点数に基づいて志望大学を決める重要な段階にさしかかり、志望を決める時にはどの専攻を選ぶかがカギになる。

求人サイトの智聯招聘がこのほど発表した「2022年大学生就職見通し検討・判断及び中国大学統一入学試験願書作成攻略」によると、多くの大学入試体験者が「専攻の就職の見通し」を考慮すべき要因だと考えており、割合は68.8%に達した。このほか働く人の43.6%が「自分の興味・関心を尊重することも非常に重要」だと考え、42.7%が「選択する専攻が自分の職業をめぐる理想に合致していなければならない」との見方を示した。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年6月28日

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