中国、科学技術の人的資源が1億1234万1000人で世界一を維持

中国科学技術協会戦略研究院は、6月25日に行われた第24回中国科学技術協会年次総会「中国科学技術シンクタンクフォーラム」で発表した「中国科学技術人的資源発展研究報告書（2020）」の中で、中国は世界最大規模の科学技術の人的資源の優位性を維持しており、2020年末現在の科学技術の人的資源は1億1234万1000人にのぼるとした。また中国の科学技術の人的資源の年齢構造は過去10年近くにわたり若年化を維持し、39歳以下が約4分の3を占めた。女性の科学技術の人的資源が急成長しており、男女比が均衡に近づいている。科技日報が伝えた。

同報告書によると、中国の科学技術の人的資源の発展と変化には、次の5つの特徴がある。（1）科学技術の人的資源の総量が増加を維持し、複数年にわたり世界最大規模を維持。（2）工学を背景とする科学技術の人的資源がすべての学科の中で絶対的優位性を持ち、全体に占める割合が最も高く、増加が顕著。（3）学歴構造がピラミッド型を呈し、最適化が続いている。（4）科学技術の人的資源は中年・青年が中心。（5）女性の科学技術の人的資源が急成長しており、2019年の全体に占める割合は40.1％で、上昇が続いている。

同報告書は中国の将来の科学技術の人的資源について、「総量増加を維持し、構造の最適化が続き、質がさらに上がる」と予測・判断した。（編集YF）

「人民網日本語版」2022年6月27日