中国国家統計局が発表した「中国国勢調査年鑑-2020」は、第7回全国国勢調査の詳細データを明らかにしており、中国全土の住民の婚姻や居住などをめぐる状況が描き出されている。北京日報が報じた。
「国勢調査年鑑」によると、2020年における中国の男性の平均初婚年齢は29.38歳、女性は27.95歳だった。2010年からの10年間で、平均初婚年齢は約4歳上昇した。
また 「国勢調査年鑑」は、中国全土の各世帯の状況や居住状況も明らかにしている。2020年、中国全土の世帯数は4億6500万世帯だった。31省のうち、世帯数が最も多かったのは広東省で、3895万3000世帯、全体の8.4%を占めた。2番目に多かったのは山東省で、3391万6000世帯だった。
住宅の部屋数を見ると、中国全土で最も多かったのは3部屋ある住宅で、1億4600万世帯だった。一方、最も少なかったのは9部屋ある住宅で、302万5000世帯だった。居住面積を見ると、中国の各世帯の一人当たりの居住面積は平均41.76平方メートル、1世帯当たりの居住面積は平均111.18平方メートルだった。都市部だけを見ると、各世帯の一人当たりの居住面積は平均36.52平方メートル、1世帯当たりの居住面積は平均92.17平方メートルだった。地域別にみると、北京市の各世帯の一人当たりの居住面積は平均33.41平方メートル、1世帯当たりの居住面積は平均77.64平方メートルだった。
2020年、各世帯の住宅面積が100平方メートル以上だった省は、12省あった。また、広東省、上海市、黒竜江省、北京市、遼寧省、吉林省の6省・市の1世帯当たりの居住面積は80平方メートル未満だった。これらのデータは、大都市の住宅難や人口と住宅状況の不釣り合いといった問題をある程度反映している。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年6月27日