李克強総理は26日、クロアチアのペリェシャツ大橋の開通式にオンライン形式で出席し、スピーチを行った。新華社が伝えた。
李総理は「ペリェシャツ大橋は中国と欧州の協力をはっきりと示すものだ。ペリェシャツ大橋プロジェクトは、中国企業が公開入札と公正な競争を通じて受注したものであり、市場原則に従い、EUのルールを遵守して、中国・欧州間の資金・基準・装備・資材のシームレスな接続を現実のものとし、中国・欧州間の強みによる相互補完、互恵・ウィンウィンの協力の模範となった。中国と欧州は包括的な戦略的パートナーであり、中国は常に戦略的・長期的視点から中国・欧州関係を捉え、欧州の団結と繁栄を歓迎し、相互尊重と平等な待遇を基礎として、手を携えて協力し、互いに学び参考にし合うことを主張しており、これは中国と欧州の根本的・長期的利益にかなう」と指摘。
「ペリェシャツ大橋の開通は自信と希望をもたらした。現在、世界経済はパンデミックや地政学的衝突など多重の要因によって深刻な打撃を被っているが、経済のグローバル化は依然として押しとどめることのできない歴史的潮流であり、開放と協力の道を歩むことが、互恵及び二国間・多国間のウィンウィンを実現する正道である。中国とEUは共に世界の舞台における重要な政治的パワーと主要なエコノミーであり、相互協力を通じて自らの発展を促進するだけでなく、人類の発展と進歩に積極的な貢献をすることができる。現在の情勢の下、双方は共同で世界貿易機関(WTO)を中核とし、ルールに基づく多角的貿易体制をしっかりと維持し、開放型世界経済を構築する必要がある」とした。
李総理はさらに「中国とクロアチアの国交樹立から今年で30年になる。ペリェシャツ大橋の完成と開通によって、両国及び両国民の親善に新たなランドマークが加わった。ペリェシャツ大橋がクロアチアの人々の生活と幸福にさらなる輝きと彩りを添え、中国とクロアチア、中国と欧州の関係と協力の未来の道を明るく照らすことを希望する」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年7月28日