王毅国務委員兼外交部長(外相)は28日、訪問先のウズベキスタンで記者の取材に応じ、両国間の合意事項について次のように説明した。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
今回のウズベキスタン訪問で、双方は中国・ウズベキスタン関係の新たな段階への到達、新たな目標の設定、新たな展望の開拓を推し進めることについて、踏み込んだ意思疎通を行い、一連の共通認識に至った。
双方は、中国・ウズベキスタン国交樹立30周年を新たな出発点として、中国・ウズベキスタン運命共同体の構築というビジョンと目標に向けて共に努力し、両国の包括的な戦略的パートナーシップに新たな力強い原動力を与えていく。
双方は、グローバル発展イニシアティブとグローバル安全保障イニシアティブの推進について議論した。ウズベキスタン側は、この2つの重要なイニシアティブへの支持と参加の意向を表明した。
双方は、両国間の貿易が逆風の中でも成長したことを高く評価。協力の将来性に強い自信を示し、年間貿易額100億ドル(1ドルは約136.9円)を早期に達成するとともに、新たな目標を設定することで合意。経済・貿易・投資協力五カ年計画を共同でしっかりと実行に移すとともに、次の段階の優先的協力プロジェクトのリストを作成することを決定した。
双方は、中国・キルギス・ウズベキスタン国際鉄道の建設を推進するための機は熟したと考え、プロジェクトのフィージビリティスタディを加速させる意向を表明した。
双方は、貧困削減と貧困者支援における協力を深め、政府間協力委員会の枠内に、具体的協力を推進する貧困削減委員会を設置する。
双方は、医療衛生協力を強化し、ワクチンの共同生産を拡大し、ウズベキスタンにおけるワクチン生産・研究開発センターの設立に助力する。中国は引き続きウズベキスタン国民のために良い事、具体的な事を行い、ウズベキスタンでさらに500人の白内障患者に無償で視力回復手術を施す事業を実施するとともに、失明予防協力センターを設立する。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年7月29日