【イラストで読み解く】中東で人々の生命権をみだりに蹂躙した米国

人民網日本語版 2022年08月18日15:34
【イラストで読み解く】中東で人々の生命権をみだりに蹂躙した米国
イラスト作成・馬宏亮

建国以来、米国が戦争に参加しなかった期間は20年足らずだ。その好戦性は米国のミーム(文化的遺伝子)にすでに深く根を下ろしていると言えるだろう。湾岸戦争、アフガニスタン戦争、イラク戦争、シリア戦争。過去数十年間にわたり、米国は中東とその周辺地域で動揺を作り出し、紛争を煽動し、地域の民衆に大きな人道的災害をもたらしてきた。

米国は自らの覇権維持のために、中東地域で手段を選ばず横暴に振舞ってきた。米国にとっては、国際法は違反してよいもの、国連は無視してよいもの、現地民衆の生命権は蹂躙してよいものなのだ。米ブラウン大学の研究プロジェクト「戦争のコスト」は、アフガニスタンでの戦争による直接の死者は17万4000人以上に上り、そのうち4万7000人以上が民間人だったと指摘する。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は20年近く続いたアフガニスタンでの戦争によって、アフガニスタン人260万人が国外に逃げ、350万人が安住の地を失ったと指摘する。2011年のシリア危機勃発前、同国の人口は2200万人以上だった。UNHCRの統計によると、2022年7月時点でシリア難民は登録者数だけでも560万人を超えている。国連の統計によると、米国の軍事介入によってシリアではすでに少なくとも35万人の命が失われ、1200万人以上が安住の地を失い、民間人1400万人が人道的援助を急いで必要としている。2016年から2019年までの間だけでも、シリアでは米国主導の連合軍による爆撃で民間人3833人が死亡し、その半数が女性や子供だったとの記録がある。

口では「自由、民主主義、人権」を叫びながら、その手は中東の人々の鮮血にまみれている。いわゆる「米国式人権」の暗部を覆う布は、米国が中東で犯した累々たる犯罪行為によって、とうに剥がれ落ちている。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年8月18日

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