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上海協力機構モデルエリアの「中国-ロシア快速ライン」が運用スタート

人民網日本語版 2022年09月15日14:06
上海協力機構モデルエリアの「中国-ロシア快速ライン」が運用スタート

今月14日、タイヤ、日用品、機械部品、化粧品などの貨物を満載したコンテナ貨物船が山東省の青島港を出発し、ロシアのウラジオストク港に向かった。これにより、上海協力機構(SCO)地方経済貿易協力モデルエリアの「中国-ロシア快速ライン」運用がスタートしたことになる。

今回輸送された貨物は合計346TEU(20フィート標準コンテナ換算)に上り、貨物の総額は約1300万ドル(1ドルは約143.7円)になる。出発の4日後に目的地に到着する予定で、貨物は到着地に留まることはなく、すぐに鉄道でモスクワなど各都市へ運ばれるという。

上海協力機構地方経済貿易協力モデルエリア管理委員会産業発展一部の臧元奇副部長は、「『中国-ロシア快速ライン』の海陸複合一貫輸送モデルは従来の鉄道輸送に比べて、適時性、連携性、安定性が強い、輸送力が大きいといった優位性がある。このモデルで輸送すると、輸送力を3倍以上向上させるとともに、輸送時間を半分に短縮することができる」と述べた。

現在、同モデルエリアとタジキスタン・ドゥシャンベ、キルギス・ビシュケクなどを結ぶ国際鉄道路線17本が開通しており、SCO加盟国と「一帯一路」(the Belt and Road)沿線の合わせて22ヶ国・51都市に行くことができる。青島税関のまとめた統計では、今年1-8月、青島市とその他のSCO加盟国との輸出入額は前年同期比19.6%増の358億5千万元(1元は約20.5円)に上ったという。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年9月15日

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