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今年の中秋節連休中(9月10−12日)、多くの月餅企業が「実物製品購入+デジタル月餅プレゼント」という新しいマーケティングを開始した。企業は月餅のケース内に二次元コードの入ったプレゼントカードを入れた。消費者はこれをスキャンすることで、専用ブロックチェーンコードを持つデジタルコレクションを獲得できる。。
専門家によると、現在市場にあるデジタル月餅には大きく分けて2種類ある。1つは実体の月餅とのセットで、もう1つは実物商品から完全に切り離され、デジタル商品という形式のみで存在しているものだ。
メタバースデジタルコレクションプラットフォームは中秋節前に完全バーチャルの月餅を打ち出した。その価格は数元から数十元(1元は約20.6円)で、購入者は決済後に「月餅ブラインドボックス」をもらえる。すべてのボックスに1つの「デジタル月餅」が入っている。専門家によると、このようなデジタルの本質はデジタルワラントだ。
月餅に「デジタルコレクション」を加えるという業界を跨ぐイノベーションにより、若い消費層の伝統文化への注目を集める上、豊富で多様な消費の選択肢も提供した。
多くの若者がSNSで自分の1つ目の「デジタル月餅」を次々と披露している。彼らにとって、この「未来感」あふれるプレゼントを持つことはおしゃれかつ興味深いもので、ネットユーザーとシェアする価値がある。
専門家は、「人々の生活の質の向上に伴い、月餅の社交的属性がとっくに食べ物としての属性を上回っている。SNSプラットフォームが持続的に世代交代される中で誕生した『デジタル月餅』は、流行を追い求める人々の需要を満たした上、個性的な表現方法も提供した」と指摘した。
多くの老舗月餅メーカーが、製品に今年流行中の「メタバース」の概念を取り込んでいる。一部の景勝地も「デジタル月餅」「中秋節デジタルコレクション」によって若い消費者を引き付けようとしている。専門家は、「デジタル月餅はデザインを最適化し、使用シーンを拡大し、実体経済にエンパワーメントすべきだ」と提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年9月14日