河北省石家荘市市内にある「煎餅(ジエンビン、中国風クレープ)」の店「健餅」で9月14日、高偉棟さん(33)が、店員にジエンビン作りのお手本を見せていた。子供の頃、経済的に恵まれない家庭に育った高さんは、十数歳で出稼ぎに出て、建築作業員として働いた後、BBQの屋台を開いていたこともある。そしてジエンビンで一旗揚げようと考えた彼は、ヘルシーで美味しいジエンビンを作るため、全国各地を回ってジエンビンの作り方を視察し、原材料に工夫を重ね、最初のジエンビンの屋台を立ち上げた。このジエンビンの屋台はたちまち1ヶ所から3ヶ所に増え、その後屋台から店舗に移り、「健餅」ジエンビンというオリジナルブランドを創設した。高さんは、わずか数年のうちに、河北省や北京市に300以上のチェーン店をオープンし、1千人以上の人々の起業と雇用をけん引した。さらに、ジエンビン原料の生産加工基地を郷里の太行山村に建設し、村民の地元での雇用を促進すると同時に、故郷の経済発展を後押ししている。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年9月19日