
熱供給ボイラーの各種データをモニタリングする職員(撮影・邵天李)。
寒気の影響で、「神州の北極」と言われている黒竜江省大興安嶺漠河市では18日の最低気温が氷点下3度まで下がった。そして、同日、集中暖房の提供が本格的に始まった。例年よりも1週間前倒しでのスタートとなり、今後8ヶ月以上にわたって提供されることになる。
黒竜江省北部に位置する漠河市は、「神州の北極」や「金鶏の冠」と称されている。同市は、中国では緯度が最も高い位置にある最北の都市で、気温が最も低くなる。年間の平均気温は氷点下3.8度で、観測史上最低気温記録は氷点下52.3度となっている。また管轄内の北極村は中国で唯一、オーロラや白夜を観察できる場所として知られる。

9月18日、集中暖房を提供するパイプの元栓を開く作業員(撮影・邵天李)。
集中暖房の提供が本格的に始まり、漠河市の市民たちは暖かい室内で過ごすことができるようになっている。市民の于麗さんは取材に対して、「18日朝に目が覚めると、室内がポカポカになっていた。集中暖房設備を触ると暖かくなっていて、室温は20度以上なので、シャツ1枚でも寒くない」と話した。

熱供給ボイラーをチェックする作業員(撮影・邵天李)。
漠河市では毎年、翌年の5月中旬までの約8ヶ月間集中暖房が提供される。中国で集中暖房提供が早く始まり、最も長く続く地域だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年9月19日
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