9月に入り、河北省雄安新区白洋淀では、葦草の季節を迎えている。雄安新区雄県野生動物保護・ボランティアサービス観測ステーションの愛鳥保護ボランティアが、その葦の間から、稀少鳥類であるカオジロダルマエナガの姿を確認した。人民網が伝えた。
カオジロダルマエナガは、中国固有の稀少鳥類で、とても愛らしい姿をしている。カオジロダルマエナガは、4億5千万年前から地球に生息している研究価値が非常に高い鳥で、「鳥類の生きた化石」と呼ばれている。生息エリアが葦原に限られており、個体数が極めて少ないため、国際自然保護連合(IUCN)の近危急種および国家第二級重点保護野生種に指定されている。
5年前に雄安新区が設立されてから、白洋淀の生態環境回復・保護レベルは持続的に向上しており、2021年以降、白洋淀エリアの水質分類はIII類以上のレベルを維持し、中国全土の「環境が優れている湖」リストに名を連ね、野生鳥類に優れた生息・繁殖環境を提供している。現在の白洋淀には野鳥237種が生息しており、雄安新区設立前より31種増加している。この中にはアカハジロをはじめとする国家一級保護鳥類10種も含まれている。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年9月22日