中国最大規模のLNG備蓄拠点が稼働開始

人民網日本語版 2022年09月27日11:10

中国海洋石油集団有限公司(中国海油)が26日に発表した情報によると、中国海油塩城「グリーンエネルギー港」が1隻目の液化天然ガス(LNG)の受け取りに成功した。これは中国最大規模のLNG備蓄拠点が稼働開始したことを示している。中央テレビニュースが伝えた。

21万立方メートルのLNGを積載したLNGタンカーが16日間・6000カイリの航行を経て、9月26日午後5時30分に中国海油塩城「グリーンエネルギー港」で荷降ろしを開始した。同船のLNGは中国で初めて正式に使用開始される22万立方メートルLNGタンクに貯蔵される。同船は650万世帯の1ヶ月分の生活用ガスを提供できる。

中国海油塩城「グリーンエネルギー港」

江蘇省塩城市浜海港工業パークに位置する中国海油塩城「グリーンエネルギー港」は、国家天然ガスの生産・供給・備蓄・販売体制建設及び相互接続重点計画プロジェクトで、1期プロジェクトでは10基の大型LNGタンクを建設し、その総容量は250万立方メートルにのぼり、中国最大規模のLNG備蓄拠点となる。

中国の天然ガス消費量の急増に伴い、LNG産業が急速に発展し、LNGターミナルなどのインフラ構築が加速している。中国は2021年末現在で沿海部LNGターミナルを22ヶ所完成させており、その全体的な受け入れ能力は9227万トンで、建設規模で世界一になっている。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年9月27日

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