中国空軍の無人機「攻撃-2」。(撮影・余紅春) |
第14回中国国際航空宇宙博覧会(中国航空ショー)で無人機「攻撃-2」の飛行が初公開された。中国空軍の尹偉副参謀長は9日の記者会見で、今後もより多くの、新たな、より優れた無人機を公開していくことを明らかにした。中国新聞社が伝えた。
尹副参謀長は「空軍は無人機の運用と発展に強く注意を払っており、これは空軍の今後の装備発展の重要な方向でもある。空軍は無人機の発展において、ここ数年で大きな収穫を得た。今回の中国航空ショーで、空軍は『無偵-7』『無偵-8』など現役の大・中型無人機を展示した。その中には高空域滞空型もあれば、高空域高速型や電子偵察型もある。また、監視・攻撃用無人機である『攻撃-2』の飛行も初公開した。今後もより多くの、新たな、より優れた無人機を公開していく」と述べた。
今回初めて飛行を公開した無人機「攻撃-2」は、中国の開発した中高空域滞在型監視・攻撃用無人機であり、国境地帯のパトロールやテロ対処などを遂行する重要兵器だ。新たな時代の軍事訓練と戦時への準備において、空軍無人機部隊は高原を飛び、遠洋を跨ぎ、密林を越えて、複雑な環境下で戦術と戦法を革新し、実践的能力を高め続けている。
尹副参謀長は「空軍は科学技術の認知、革新、運用を強化し、産業領域の各方面と共に努力し、中国の直面する安全保障環境、空軍の担う使命と任務に基づき、ニーズを満たす無人機を開発し、発展させ、国及び軍の状況と合致した、中国空軍の特色ある無人機発展の道を歩んでいる」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年11月10日