中国の大学にはどんなユニークな選択科目があるのだろうか?最近、ハリーポッターと遺伝学、恋愛学など、高等教育機関のユニークな選択科目が大きな話題となり、人々の大学の講義に対するイメージを大きく変えている。多くの人は、「大学の講義でこんなことを学ぶこともできるんだ」と驚きの声を上げている。中国青年報が報じた。
今の大学生は幅広い趣味を持ち、いろんなことに関心を抱いている。そして、勉強の合間を見つけては、トークライブやダイビング、マーダーミステリー、バンドを楽しむなど、色々楽しみ、充実した生活を送っている。そんな大学生の興味や関心事、知識欲を満たそうと、多くの学校がバラエティに富んだ選択科目を開設している。なかには、勉強とはあまり関係がなく、学生の関心を引くためだけに設置されているのではと感じられるような科目さえある。しかし、実際にはそうではなく、数々のユニークな選択科目には、自然科学や社会科学、人文科学などの下支えがある。これらを通じて多元化した興味や関心事を抱く大学生のニーズだけでなく、学校のニーズも満たすことができる。
またこのような新鮮味のある選択科目は大学生にとって魅力的であるだけでなく、同じ趣味や関心事を持つ学生を集め、楽しみの中から知識を増やすことを可能にしている。
天津大学の「恋愛学理論と実践」の講義を受講することで、学生は恋愛感情や恋愛関係とよりうまく向き合えるようになれるだけでなく、「恋愛」について学びながら単位を取得することもできる。西安体育学院の講座「ビー玉はじき」を受講することで、学生はビー玉はじきのテクニックを学べるだけでなく、テーブルの上のビー玉の配置を分析しながらチームワーク力を向上させることもできる。中山大学の「ハリーポッターと遺伝学」の講義を受講することで、学生はお馴染みのキャラクターを通して、遺伝学の知識を学べるだけでなく、生物や物理を敬遠しているような文学や歴史を専攻する学生も少しずつ自然科学の魅力を感じることができる。
「破天荒」にも見えるこれらの選択科目の登場は、決して間違ったことではないばかりか、良い流れともいえる。大学生は往々にして、きっちりとした必修科目を学ぶ以外にも、より知識の幅を広げたいと願っている。話題をさらっている選択科目は、多くの人の選択肢を増やしてくれ、学生が新鮮味のある革新的で開放的な知識、考え方に触れることができる。そのような「オリジナリティ」があるからこそ、選択科目がしばしば大きな話題となっているのだろう。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年11月10日