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外交部(外務省)の21日の定例記者会見で、毛寧報道官が福島原発に対するIAEAの現地調査に関する質問に答えた。
【記者】報道によると、国際原子力機関(IAEA)は18日のプレスリリースで、IAEAのタスクフォースが14日から18日まで訪日し、福島第一原子力発電所に対する現地調査を行い、東京電力の提出した原発汚染水の海洋放出計画及び放出施設の建設状況を審査したことを明らかにした。IAEAは3ヶ月以内に今回の視察・評価報告を公表し、来年日本が放出を開始する前に最終的な安全評価報告を公表する。これについて、中国としてコメントは。
【毛報道官】当該報道に留意している。中国はIAEA及びそのタスクフォースが福島原発汚染水の処分問題について作業を行うことを支持し、タスクフォースが客観的・公正・科学的な原則を堅持し、IAEAの原子力安全基準を厳格に貫徹し、原発汚染水処分の絶対的な安全性を確保することを望んでいる。タスクフォースは専門家の視察・評価状況と実際の作業の必要性に基づき最終的な安全評価報告を出すべきであり、報告の質の高さと信頼性を確保するため、人為的に提出期限を設けるべきではない。日本は緊密に協力するべきだ。
タスクフォースは海洋放出以外の原発汚染水処分案について評価を行っておらず、これではIAEAは原発汚染水の最良の処分案を全面的に評価することができないということを、指摘しておく必要がある。タスクフォースが作業を行うことへの中国の支持は、原発汚染水の海洋放出という日本の間違った決定に我々が賛同していることを示すものでは断じてない。中国は日本が海洋放出計画を強引に推進するのではなく、各方面の懸念に真摯に応え、責任ある姿勢で原発汚染水の適切な処分方法を探ることを望む。それまで、日本は原発汚染水の海洋放出を勝手に始めるべきではない。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年11月22日
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