第24回哈爾浜(ハルビン)氷祭りの会場である黒竜江省哈爾浜市の「哈爾浜氷雪大世界」では9日、昼夜問わずの連日の作業を経て、今年の氷祭りのメインタワー「氷雪の冠」の最上部が完成。作業は細かい部分の仕上げやライトの調整といった最終段階に入った。中国新聞網が報じた。
「氷雪の冠」の高さは41メートルで、1万1000立方メートルの氷が使われた。設計や施工の難度は過去最高という。「氷雪の冠」の主体は、大きな氷で作られており、24回目を意味する24本の氷の柱が立っている。メインタワーのデザインは、哈爾浜の市花「ライラック」をモチーフにしており、花びらが王冠の形になっている。人に後れを取ることなく、勇敢に前進し、奮闘する哈爾浜の人々の精神を象徴しているという。メインタワーの土台の部分は8分音符をモチーフにした抽象的なデザインで、哈爾浜がアジアで唯一、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)から「音楽の都(Music City)」に認定されていることを象徴しているという。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年12月12日