サウジアラビアの首都リヤドで現地時間9日、第1回中国・アラブ諸国サミットが開催された。サミットでは「第1回中国・アラブ諸国サミットリヤド宣言」が発表され、双方は新時代に向かう中国・アラブ諸国運命共同体を構築していくことで一致した。
このサミットには、習近平国家主席とアラブ連盟21カ国の指導者のほか、アラブ連盟秘書長をはじめとする国際機関の責任者が出席した。
習主席は「中国とアラブ諸国の友好の精神を生かし、共に手を携えて新時代に向かう中国・アラブ諸国運命共同体を構築する」と題した基調演説を行った。
演説で習主席は、独立自主を堅持しながら共通の利益を守ること、経済成長にフォーカスしながら協力とウィンウィンを促すこと、地域の平和を維持しながら共同安全を実現すること、そして、文明の交流を強化しながら理解と信頼を増進させることを呼びかけた。
さらに、向こう3~5年の間、中国側はアラブ諸国側と共に、開発、食糧安全、衛生と保健、グリーン・イノベーション、エネルギー安全、文明間対話、青年人材の育成、安全保障と安定の維持という8つの分野に関する「8大共同アクション(八大共同行動)」を実施することを提案した。
サミットでは「中華人民共和国とアラブ諸国の包括的協力計画綱要」と「平和と発展に向かう中国・アラブ諸国の戦略的パートナーシップの深化に関する文書」が発表された。
双方はまた、「一帯一路」の共同建設、エネルギー、食糧、投資、グリーン、安全保障、宇宙開発などの分野で多くの協力文書に調印した。
中国国際放送局(CRI)より 2022年12月10日