近年、経済社会が急速に発展するにつれて、中国は本格的な自動車社会へと突入し、交通・アクセスの構造は根本から変化し、「自動車で外出」が多くの人にとっての日常となっている。中国公安部(省)の統計によると、今年11月末の時点で、中国全土の自動車両のドライバー数はすでに5億人以上に達し、そのうち自動車のドライバーは4億6300万人となっている。また、自動車両の保有台数は4億1500万台で、うち自動車が3億1800万台だった。中国中央テレビ局(CCTV)のビジネスチャンネルが報じた。
ドライバーが急増中 成人の約半数が免許取得済み
都市部と農村部の住民の収入水準が向上するにつれて、運転免許試験や自動車での外出などのニーズも高まり続けている。1949年に新中国が成立してから、中国全土のドライバーの数が1億人に達したのは2003年で、54年もの月日を要した。しかし、その数は11年後の2014年には3億人に達して急増期に入り、8年後の今年、その数は5億人を突破した。これは年間平均で2500万人増えたことになる。
中国のドライバーが成人に占める割合は現時点で約50%に達している。つまり、成人2人につき1人が運転免許証を持っているということになる。また、自動車の保有台数も激増しており、中国全土のその数は3億台以上となっている。近年は年間平均2000万台以上のペースで増加している。
中国では現在、1000人当たりの自動車保有台数が225台になっており、100世帯につき60台の自動車がある状態だ。地域別で見ると、この10年、東部エリアのドライバーは9.7%のペースで増加したが、中部エリアは10.3%、西部エリアは11.9%で、東部エリアの増加ペースを上回っている。
自動車はすでに、一部の人だけが所有する贅沢品から、一般家庭の消費財、必需品へと変化し、多くの人が所有するようになっている。また、運転は、「専門技能」から生活に必要な基本的なスキルへと変化している。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年12月9日