広西壮(チワン)族自治区の東北部を流れる漓江には、霧雨が降ると、ヴェールをまとったような神秘的な景色が広がる。ネットユーザーからは、「中国の4大美景は、夜の上海、秋の北京、霧の重慶、雨の桂林」だとコメントが寄せられるほどだ。人民網が報じた。
靄のかかる漓江は、中国の情緒あふれる水墨画のようで、静寂で、上品なムードを漂わせている。世界各地からやって来る観光客は陽朔県興坪古鎮の朝板山船着き乗り場から、いかだに乗って、その美しい景色を見ようと、列を作っている。
陽朔県東北部に位置する興坪鎮は漓江に輝く宝石のような美しい場所で、県の行政中心地から25キロ離れているものの、アクセスは便利で、貴州省貴陽市と広東省広州市を結ぶ貴広旅客専用線の陽朔駅から、東の興坪古鎮に向かって約6.5キロの山の麓にある。漓江は、興鎮鎮で大きくカーブし、美しい山や川が息をのむような数々の絶景を織りなしており、わずか20元(1元は約19.5円)で、それを堪能できる。そして、雄大な景色が広がる有九馬画山もあり、漓江で最も美しい観光ルートの一つと称されている。
統計によると、2022年12月1日から2023年2月5日までの約2ヶ月間、陽朔漓江景勝地を訪れた観光客は延べ約38万人だった。うち、春節(旧正月、今年は1月22日)に合わせて7連休となった1月21日から27日は、延べ約16万4000人だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年2月24日