気温の上昇にともない、新疆維吾爾(ウイグル)自治区昌吉回族自治州瑪納斯(マナス)県南部の山間部にある肯斯瓦特ダムにはこのほど、水面を覆っていた青色の氷層が次第に融け、遠くの山々は薄い雪に覆われ、山と水が互いに引き立て合う美しい風景が広がっている。特に人々の注目を集めているのが、ダム北側の融けた湖水によって浮かび上がった天然の「アクアマリンのハート」だ。人民網が伝えた。
毎年、春の訪れとともに、肯斯瓦特ダムに現れる青色の氷の奇観は人々の注目を集めている。なぜこのような景観が現れるのだろうか?それは、肯斯瓦特ダムの水源が天山山脈北麓中央の氷河にあり、季節の変化や鉱物成分の変化のほか、太陽の角度の変化といった条件が影響し合うためで、山間部にあるダムにはまるで美しい風景画のような景色が広がり、湖の氷が融けるとアクアマリンのハートという幻想的な景観が現れることになる。
肯斯瓦特ダムは、洪水対策・灌漑・発電という3つの大きな役割を担っており、マナス川流域の生態系保護・産業発展・天山山脈北斜面の経済帯におけるエネルギー確保に重要な意義を備えている。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年3月17日