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中国ではキャンプにチャレンジする人が増加し、関連産業の規模が拡大するにつれて、キャンプ関連の人材の需要も高まっている。求人サイトを見ると、多くの都市において、キャンプ場の運営責任者やスタッフを含むキャンプ関連の募集があり、月給は1万元(1元は約19.5円)以上となっている。中国中央テレビ局(CCTV)のビジネスチャンネルが報じた。
「キャンプ経済」は中国国内で盛り上がりを見せているだけでなく、関連のアウトドア用品の輸出も今、繁忙期を迎えている。浙江省義烏市の業者の元には、今年初めから注文が殺到し始め、海外からの注文の中には5、6月にならなければ出荷できないものもあるという。
貿易が正常化するにつれて、卸売市場・義烏国際商貿城を訪れる外国人も目に見えて増えており、その数は1日当たり1000人以上に達している。実際に商品を目で見ることができるようになっていることも、輸出増加を後押ししている。また受注が増えているもう一つの原因は、企業が今年積極的に新商品を打ち出しているからだ。
義烏国際商貿の業者・朱悦さんは、「パラソルタープは傘のようで、設置がとても簡単。5月ごろまで注文が詰まっている。例年と比べると40‐50%増で、今年の欧米市場は絶好調と言うことができる」と話す。
テントや多機能アウトドア用防水バックを専門に生産しているメーカーの倉庫は、英国や米国に出荷する商品が山積みになっていた。義烏のあるアウトドア用品メーカーの責任者・夏霊麗さんは、「今年、受注が突然増えた。大体倍増となっている」と話す。
メーカーによると、アウトドア用品の輸出が現在、繁忙期を迎えており、6月ごろまで分の注文がすでに入っているという。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年3月14日