习专栏

アジア安保会議、中国が米国に真剣な省察と過ちの是正を促す

人民網日本語版 2023年06月05日14:04

「ここで私は米側に3つの言葉を送りたい。『リーダーシップは覇権ではない』、『地位は成果によって決まる』、『行動は空論に勝る』という言葉だ」。シンガポールでアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)に出席中の中国代表団が3日昼に開いたプレス向けブリーフィングで、景建峰・中央軍事委員会連合参謀部副参謀長はこのように述べた。中国新聞網が伝えた。

中米両軍間の意思疎通に関する米側の主張について、景副参謀長は「中国側は中米両軍関係の発展を重視しており、両軍間の接触や交流は中断してはいない。現在中米両軍関係が困難を抱えている責任は米側にある。米側の一連の間違った言動によって、両軍間の意思疎通や交流の環境が整わず、雰囲気が醸成されないからだ」と指摘。

「意思疎通は好ましいもので、相互尊重に基づくものであるべきだ。だが、米側は意思疎通を呼びかける一方で、中国側の利益上の懸念に悪影響を及ぼしている。危機管理の強化を主張する一方で、挑発し、武力を誇示し続けている。世の中にこのような道理はない。中国側は米側に対して、真剣に省察し、過ちを正し、中国側の核心的利益や重大な懸念をしっかりと尊重し、実際の行動によって両軍交流における障害を取り除き、両軍関係が正常な軌道に戻る後押しをするよう促す」とした。

「アジア安全保障会議は安全保障を議論する場であり、覇権を騒ぎ立てるショーの場ではない」。景副参謀長は「中国側は今回の会議に、平和のため、発展のため、協力のため参加した。一方、米側は明らかに『リーダーシップ』を喧伝するため、他国のイメージを毀損して抑えつけるため、自らの覇権を維持するために参加した」と指摘。

「ここで私は米側に3つの言葉を送りたい。『リーダーシップは覇権ではない』、『地位は成果によって決まる』、『行動は空論に勝る』という言葉だ。現在の世界は百年間なかった大きな変化の最中にあり、平和・発展・協力・ウィンウィンという時代の潮流を逆流させることはできない。戦略的自律性を堅持し、平和的発展を追求する国々は、米国と足並みをそろえることなく、陣営対立という古い道に戻ることはないと信じる」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年6月5日

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