チャイナドレスの「龍鳳旗袍」の制作技術は、清代乾隆期末期の中国服の仕立て専門店「蘇広成衣」に由来し、2011年には国の無形文化遺産リストに登録された。「龍鳳旗袍」の制作は全て手作りで行われ、その質の高さとカスタマイズされた精巧な作りで広く知られている。新華網が伝えた。
1966年生まれの江満宗さんは、「龍鳳旗袍手工制作技術」の第4代継承者。彼はこれまでにもたびたび弟子たちを伴って社区(コミュニティ)や学校に足を運んできたほか、企業を代表して大規模な展示会に出展し、チャイナドレス文化に対する若者の関心を育み、龍鳳旗袍の魅力を国内外に向けて発信してきた。現在、江さんの2人の弟子である張欽瑋さんと呉雨婷さんは、「龍鳳旗袍」制作技術の第5代継承者となっている。
江さんはチャイナドレスを着て街を歩く人がますます増えて欲しいと考えており、「女性たちのクローゼットに足りない服がチャイナドレスという風になって欲しい」としている。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年6月6日