新型高速列車山西省実験室の毛凱主任はこのほど取材に対し、「これが現在、世界で建設中の最長距離で、最大規模の、フルサイズ低真空チューブ内を走行する超高速リニアモーターカー(新型高速列車)交通システムのテスト路線だ」と紹介した上で、「新型高速列車はこれから規模の極めて大きな都市クラスター間の交通輸送に用いられ、設計速度は1000km/hに達する」と述べた。
毛主任の説明によると、新型高速列車は磁気浮上技術と低真空技術が組み合わさったもので、超高速で運行する輸送システムを実現している。
毛主任の率いるチームが開発中の新型高速列車プロジェクトはすでに複数の成果を上げており、その中には中国初のフルサイズの、全プロセスに及ぶ集積テストを完了したことが含まれる。
毛主任は、「これはシステム全体の集積テストであり、多くのサブシステムを集積して1つにし、新型高速列車は静的状態から動的状態まであらゆる運行状態を達成した。これにより新型高速列車全体プランの設計の科学的合理性が検証される」と述べた。
実際、新型高速列車プロジェクトは先進製造業、先進電力・電子、情報産業、新エネルギー、新材料、インフラ建設など多くの技術をカバーし、高度な技術と大きな規模という2つの属性を兼ね備える。毛氏は、「このプロジェクトはすでに中国国内の1000ヶ所に上る機関・企業を動かして協働しており、産業チェーンの川上から川下に至る機関・企業の技術開発能力と生産・製造能力を牽引している」と説明した。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年7月17日