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北京、出入国の予定なくても「免税店」と同じ価格で輸入商品購入可能に

人民網日本語版 2018年05月29日14:48

免税店では、スイスのコスメブランド・ラ・プレリーのクリームが普通の店より1000元(約1万7100円)安く、ランコムのジェニフィックアドバンスト 30mlがショッピングサイト・淘宝で買うより、300元(約5100円)安い。このように、免税店の商品は、その安さが人気の秘訣だ。また、海外のほとんどの空港や都市にある免税店より、北京首都航空のコスメ商品は値段が安いため、多くの旅客は飛行機に乗る前に商品を購入しておき、帰国した時にそれを受け取っている。北京日報が報じた。

中国の免税店「日上免税行(SUNRISE DUTY FREE)」は最近、北京で「オンライン予約」プラットフォームを開設した。ただ、多くの人はオンラインショップだと勘違いしているようだ。同ショップのカスタマーサービスによると、同プラットフォームは今のところ、出入国する人だけを対象に商品を販売しており、一般市民は商品の予約はできても、免税エリアに入ることができないため、商品を受け取ることがでないという。

しかし、北京市順義区商務委員会は取材に対して、同区は「保税免税一体化」の運営・監督・管理プロジェクトの革新を進めており、北京首都国際空港に免税店を設置している日上免税行は今後、天竺総合保税区の外に展示・販売センターを開設し、一般市民向けにも輸入ハイエンド商品を販売する予定であることを明らかにした。価格は、普通の店より1-2割安く、北京首都国際空港の免税店と同じ価格になる可能性もあるという。

今後、日上免税行が、天竺総合保税区に設置した保税免税一体化監督・管理庫を通じて、一般市民向けに販売する予定の商品は、食品やコスメ商品、酒などが含まれている。ただ、それら商品は完全に免税というわけではなく、付加価値税(VAT)、関税、消費税は納めなければならない。

順義区商務委員会の職員は、 「3種類の税金が加算されている税金輸入ハイエンド商品の値段を、免税店と同じにするため、日上免税行は、越境ECと実店舗をメインとした販売スタイルを採用し、空港店におけるやや高い賃貸料を節約するという手段をとっている」と説明する。

消費者にとってうれしいニュースはそれだけではない。同区の関連当局は、日上免税行に対して、商品を販売する際、消費を促進するために、購入額の上限を設置しないようにと指示したという。つまり、「オンライン予約」プラットフォームに掲載されている商品なら、全て必要なだけ購入できることになる。

北京亦荘保税物流センターの職員は、越境ECプラットフォームは通常、消費者の注文ではなく、世界の商品価格の変動を見て、安い時に大量に仕入れを行うと分析している。また、日上免税行のECプラットフォームの商品の種類は、空港の免税店とは一定の差があり、粉ミルクや紙おむつなど、空港ではほとんど販売されていない商品も販売され、新しい主力商品になる見込みという。 (編集KN)

「人民網日本語版」2017年5月29日

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